チワワの飼い方・ポイントについて

人気犬種ランキングトップ3に常に入り続けているチワワ。

容姿の愛らしさだけでなく、一人暮ら しの方や年配の方でも飼いやすいという点もあるでしょう。

チワワは愛らしい大きな目と耳が特徴的な、世界で一番小さなイヌです。
その昔、あの有名な冒険家のコロンブスが、現在のキューバにあたる島で「吠えない小さな犬を発見した」とスペイン国王に報告していたとされていますが、この犬もチワワの祖先であるテチチだったと考えられています。

コロンブスは「吠えない犬」としてテチチを報告していますが、現在のチワワは比較的よく吠えます。

縄張り意識が強く、動作が機敏なので体は小さいですが番犬としての役目を充分こなせる忠実で勇敢な犬です。

チワワは排他的であると言われており、チワワ以外の犬種との相性は良くありません。超小型犬ゆえに飼育環境、特に温度に細心の注意を払う必要があります。

アップルヘッド(ドームヘッド)と呼ばれる頭に小さく引き締まった体、そして黒くて大きな瞳はとても理知的な印象を受けます。

現在、世界に分布するチワワは単色のものが多いが、メキシコではタン・マーキングのあるものや斑が好まれているようです。

 

今回は、チワワが飼いやすいと言われる理由と、飼うポイントを紹介します。

 

 

 

 

 

チワワの性格と特徴

世界最小の犬として知られるチワワ。大きな瞳、立ち耳、短めのマズルが特徴的な犬です。小柄なわりに体型はがっしりしていて、動きが機敏です。体が小さくて活発なチワワは、家の中を走り回ったり、飼い主と遊んでいるだけでも一日の必要運動量をこなすことができるため、飼いやすいと人気です。

体は小さくても勇敢で、とても賢い犬種です。警戒心が強い傾向にあるため、初対面の人には懐きにくいですが、飼い主に対しては愛情深く、忠誠を尽くすタイプ。そのため飼い主がほかの人や犬を相手にしていると、やきもちを焼くこともあります。飼い主がピンチのときには吠えるなどして、必死に飼い主を守ろうとするかもしれません。好奇心旺盛で適応能力があるため、仲良くなりやすいです。

 

チワワの体型や被毛の色

チワワの体型には以下の3つのタイプの種類があります。

  • ドワーフタイプ

ドワーフ型は、ガッシリとした体形で手足と首が短く、ずんぐりとした体型なのが特徴ですよ。ペットショップでは、人気の体型です。

  • ハイオンタイプ

ハイオンは、スリムで四肢が長いという特徴があります。いうなれば、モデル体型ですね。「バンピタイプ」や「シカタイプ」ともいわれていますよ。

  • スクエアタイプ

スクエアは、「ドワーフ」と「ハイオン」のちょうど中間にあたる体型をしています。手足や首は、長過ぎず短過ぎず、ちょうどいい体型ともいえますね。

 

チワワの被毛には、「スムースコート」と「ロングコート」の2種類があります。性格に違いはありませんが、抜け毛や被毛のケアには差が出ます。

 

スムースコートチワワは、「スムースヘアード」ともいわれ、光沢感のある滑らかな短い毛に覆われています。ブラッシングやシャンプーといった被毛のケアが簡単です。

被毛の短いスムースチワワは、寒さが苦手で暑さには強いです。

冬は暖かい時間帯に散歩をしてあげてくださいね

 

 

 

チワワの毛色は
たくさんの種類に分かれています。

なんと10種類以上の
カラーバリエーションがあり、
さらには単色だけではなく
2、3色の組み合わせのカラーも認められています。

例えば茶色のチワワだけでも一概に茶色とはいわず、
赤みがかった濃い茶色のレッドや
金色っぽいフォーン、
こげ茶色のチョコレートなど細かく分かれています。

 

もう一つ多いのが
タンカラーというもので
両目の上に眉毛のような斑点が入っています。

 

チワワの毛色で
一般的かつ人気の高いのは
以下のものがあげられます。

  • ブラックタン
  • チョコタン
  • クリーム
  • ベージュ

他にもたくさんのカラーがあるので、
ぜひお好みのチワワの毛色を見つけてください。

注意したい病気

チワワを飼うとき、注意したい病気に水頭症や膝蓋骨脱臼、気管虚脱、眼病などがあります。

頭蓋骨内の脊髄液が増えて脳が圧迫されてしまう水頭症は、遺伝的要因が指摘されていて完治は難しいですが、薬で症状を抑えることができます。

ひざの皿が外れてしまう膝蓋骨脱臼や、呼吸が困難になる気管虚脱も先天的な原因で発症することがあります。後天的な原因については床にじゅうたんやマットを敷く、首輪で圧迫しすぎない、肥満にさせないなど、体調管理や室内環境の整備で予防できます。

また、チワワは目が大きいため、傷ついたり汚れがついたりしやすい犬種です。いつもと違うところがないか、注意しておきましょう。

病気やトラブルは早期発見・早期治療が基本です。毎日のスキンシップを通して異変を察知してください。かゆがったり痛がったり、頭や体をどこかに擦りつけるなど、いつもと違う仕草が見られたら早めに動物病院で検査を受けましょう。

 

 

チワワは体も小さく、お子さんやご年配の方でも楽にお世話ができるほか、本来賢い犬種なのでしっかりとしつけをすれば特に大きな問題を起こすこともありません。
長時間の留守番は愛犬にとってはストレスになってしまいますが、一人暮らしの方でも比較的飼いやすい犬種と言えるでしょう。できるだけ寂しい思いをさせないよう、一緒にいる時間はたくさんの愛情を注いで、愛くるしいチワワとの幸せな生活を!